最近また、ちらほら再開発関連のニュースを目にする。
やはり巨大ビルプランが進行しているのか~と思うと、
とても複雑な気分になる。
去年の秋くらいかな、グラウンドゼロの再開発プレゼンの
結果が決まったと知った。ポーランド系ユダヤ人のリベスキンド氏が
提案した[世界一高い高層ビル計画]に。
ユダヤ人らしい挑戦的ともいえる発想。目には目をといった感じ。
資金面の裏事情的においも感じてしまう。
このプレゼンに、我が国を代表する建築士、安藤忠雄氏は
[小高い丘の公園~墳墓]を自主提案した。
亡くなった方々を忘れない場、世界の人々がテロの意味を考える場
としての提案だった。私は大共感したのを覚えてる。
何もつくらないという発想に強いメッセージを感じたから。
大きいビルを作って何か変わるのだろーかと疑問を感じてしまうから。
経済面の問題もあるのかもしれないけれど、
また同ことを繰り返して行くような、そんな気分になってしまう。
人々の記憶が風化してしまいそう。